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Channel: 建築をめぐる話・・・つくることの原点を考える    下山眞司        
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この国を・・・・12:一人ひとりの事故調を!

[追加 15日 8.25] 確認申請用の書類・図面づくりと並行して「 SURROUNDINGS について」の続きの作業中に目にした「記事」を転載します。 先ほど届いた毎日新聞夕刊にあった記事です。 共感を覚えましたので、毎日jpにも載るとは思いますが、取り急ぎコピーして転載します。 字が小さくて恐縮です。 その中の一節。 ・・・・ これからは 自分自身の判断と力にのみ頼って...

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SURROUNDINGSについて・・・・6:コルビュジェにとっては 何だったのか

[書き忘れ追補 18日 7.45] ここしばらく、時間があると、コルビュジェの初期の設計事例を見ています。 コルビュジェの設計を見るのは、ほんとに久しぶり。 だから、設計集には、紙が貼り付いてしまったり、変色している頁もありました。    註 普通は「設計集」ではなく「作品集」という語が使われます。      ただ、建築には「作品」という語は相応しくないと考えていますので、...

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この国を・・・・13: 無 識者

[リンク先追加 22日 12.26] 今日22日の毎日新聞(毎日jp)の記事は貴重です   「この国と原発・第四部−1」   「この国と原発・第四部−2」    いずれ、web上からは消えるかもしれません。    もし、手に入れることができるのでしたら、新聞をご購入ください。[22日 12.26]   ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――...

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SURROUNDINGSについて・・・・7:コルビュジェにとっては 何であったのか−2

その昔、私の目にとまったコルビュジェの設計例を、もうしばらく、見てみたいと思います。 はじめは、1930年設計の、南米チリの太平洋を望む崖状の土地に建つ別荘。 これは、コルビュジェ設計集の2巻目、“ Le Corbusier & Pierre Jeanneret 1929〜1934 ”から転載。...

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この国を・・・・14:遠くに見え隠れして見えるものは

[文言追加 5日 7.42]   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― これは、先に紹介した養蚕農家の近くに在る棟持柱方式の養蚕農家。その妻面です。 ちょっとボケています。 棟持柱には、梁と貫(と言ってもかなりの大寸)が挿してあります。 屋根勾配は6寸近くあるのではないか、と思います。...

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SURROUNDINGSについて・・・・8:コルビュジェにとっては 何であったのか−3

少し間があいてしまいましたが、もう一つコルビュジェの設計例を見ることにします。 今回は“ Le Corbusier & Pierre Jeanneret 1934〜1938 ”に載っているパリ郊外にある別荘です。1935年の事例(設計年ではなく竣工年ではないかと思います)。 先ず平面図。 すごく簡潔な平面です。一体、外形はどうなるか。想い描いてみてください。...

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SURROUNDINGSについて・・・・9:コルビュジェにとっては 何であったのか−4

間があきましたが、続きです。 コルビュジェは、いわゆる「都市計画」「地域計画」においても大きな影響を与えています。 そこで、今回は、そのとき彼は、SURROUNDINGS について、どのように対していたか、を見てみたいと思います。    今回の図も“ Le Corbusier & Pierre Jeanneret 1910〜1929、および同 1929〜1934”からの転載です。...

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とり急ぎ ご案内:喜多方登り窯 11年度焼成 報告・講演会開催

喜多方から連絡がありました。 昨年の焼成は、格段によかったとのこと。 その報告と、焼成の指導をされた安田瓦の協同組合理事長 星野誠一 氏の講演会の案内をいただきました。    「安田」は、阿賀野川を下った福島・新潟県境に近い新潟の町です。    昔から瓦の産地として有名です。    登り窯をつくった樋口窯業の創設者も、安田の出身です。 明日26日開催の案内なのに、掲載が遅れてしまって恐縮です。...

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この国を・・・・15:権益

もうじき一年になります。 ほとぼりが冷めたかのように、原子力利用を推進したい、原発の再稼動を促進したい、という「論者」(もちろん、いわゆる「有識者、専門家」です)が「声」を強く上げだしているようです。...

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この国を・・・・16:手口

昨日の夕刊の「気になる記事」を転載します。 囲いの中の10項目に注目。思い当たるフシがいっぱいあります。 記事のおしまい頃にある 「・・・被害者の苦しみは、その立場に立たない限り分からない。 分かっていないことを自覚しながら、被害者と向かい合い、発言するのは怖いです。」 というスミスさんの言葉が印象に残ります。 文字が小さくて見えない方は、毎日jp にも載っていますのでそちらをお読みください。...

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SURROUNDINGSについて・・・・10:SURROUNDINGS を念頭に置くと

ここ3週間ほど、見積書の作成のため、ブログの方がお留守になってしまいました。ようやくまとまりましたので、あらためて始めます。   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 先回は、近・現代になってから、...

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この国を・・・・17:《識者の感覚》

[追加 10日 1.28] 数日前の毎日新聞夕刊で見つけた「たとえ話」を抜粋して載せます(3月7日付)。 放射性物質の健康への影響についての「学者・有識者・専門家」諸氏の発言(ex 直ちには危険はない、この程度は安全だ・・・)の「おかしさ」を、分りやすく例えています。    記事全体は、原子力推進で突っ走ってきた《東大の原子力ムラ》に対して、...

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この国を・・・・18:変った?

先週の半ば、打合せで山梨へ行ってきました。 平均して2ヶ月に一度程度行っているのですが、最近、感じることがあります。 それは、都会が(この場合は新宿あたりですが)またもや「明るくなった」ことです。 昨年の4月、電車内はもとより、駅構内も明りが減っていました。例の「節電」のためです。 しかし、暗くて困る、などということは感じた記憶はありません。それで十分用は足りていたのです。...

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SURROUNDINGSについて・・・・11: 自然を、不自然に 扱わない

ここ10日あまり、図面の喰いちがいの整理などのため、留守にしました。なんとか終り、やっと復活できるようになりました。 それにしても寒い。春は名のみ・・・を実感します。   ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― [追記 15.05] 大分前(2008年3月6日、7日)にアアルトの設計した小さな町 SAYNATSALO...

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この国を・・・・19: 場当たり

[末尾に追記追加 25日 14.52] 時間がとれずに書けなかった「感想」を記します。 サンシュユがやっと咲きました。去年より20日は遅いようです。 どういう謂れで生まれたのか定かでない「民間の原発事故調査委員会(福島原発事故独立検証委員会:いわゆる「民間事故調)」の「報告」の内容が、2月の末に報道されました。...

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この国を・・・・20: 客観的

庭先に、小鳥たちの食事場所をつくってあります。冬場、そこに朝早くから集まって喋っています。主にホオジロです。多いときは20羽を越えます。 暖かくなり、餌場が増えてきたからでしょうか、今日あたりからは、少なくなってきました。 今回も、書こうと思いつつ、時間がとれなくて書けなかった話です。 その昔、論文のような文章を書くときは、「客観的な」表現にしなさい、とよく言われたものです。...

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SURROUNDINGSについて・・・・12: 身の丈の範囲でなければ SURROUNDINGS は見えない

最近たびたび訪れている山梨県で、戸惑っていることがあります。 それは、町の名称。 甲州市、甲斐市、山梨市、笛吹市、・・・。 いずれもいわゆる平成の大合併で生まれた市の名称です。 訊ねてみたところ、地元の人でさえ、分らなくなることがあるそうです。 山梨県は、かつては甲斐国、甲州とも呼びます。ゆえに、江戸と甲斐国を結ぶ街道を「甲州街道」と呼んだ。現在の国道20号は、それを踏襲しています。...

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この国を・・・・21: 政治判断?

1週間ほど前に撮った写真です。まだ5分咲きほどでした。 今日あたりは、もう散っています。桜はこれから。 [追補追加 9日 10.15] 原発の再稼動に向けて、訳の分らない動きが見えます。 再稼動するかしないか、その判断は「政治判断」なのだそうです。 「政治判断」とは、いったい何もの? 思わず「政治」という語を「辞書」で調べてしまいました。 「政治」という語は、意味を変えてしまったのでしょうか?...

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SURROUNDINGSについて・・・・12の補遺

近くに素晴らしい梅林があります。 水戸偕楽園の梅よりも古木です。 「梅林」と言うのは正確ではありません。「並木」と言った方がよいでしょう。 百メートル位手前から見るとこのように見えます。 この道の両側は、栗の栽培や樹木の育苗を行っている農園です。 梅の木も、観光用ではありません。「実用」です。    当地では、ソメイヨシノは見かけません。多分、小学校の校庭にあるだけでしょう。...

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「日本家屋構造」の紹介−1

、 明治37年(1904年)に刊行された「日本家屋構造」という書籍があります。 上は、その中表紙です。 明治初年以来、建築の世界で押し進められてきた「洋風化」一点張りの方向への「反省」の一つの現れでもあるようです。 著者は当時の「東京高等工業学校」の教師、齋藤兵次郎氏。    書物には、「教員」と記されています。現在の助(准)教授、講師に相当すると思われます。...

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