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Channel: 建築をめぐる話・・・つくることの原点を考える    下山眞司        
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ご挨拶

ご無沙汰しております。今日28日は、一時外出で自宅に戻っています。 100%の状態まで回復したわけではありませんが、5月の中旬に退院の予定が立ちました。 しかし、外を数百メートル歩いてくるだけでへタヘタになります。 ここ3ヶ月動いていないため、体が鈍ってしまったようです。 アタマも同じなのかもしれませんね・・・・。...

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ご挨拶:もうじき自宅に戻ります

夜来の雨が止み、陽が差し始めました。 多くの方にお気遣いいただきましたが、発症以来約4ヶ月、今度の火曜日14日に退院できることになりました。ご心配いただきましたことに深謝いたします。本当に有難うございました。 昨夜から、予行演習のつもりで外泊許可をもらい自宅に戻っています。 写真は朝の散歩のとき撮ったもの。逆光のためよく撮れていませんが、水蒸気の立つ畑の向うに、そろそろ終りの山藤が咲いています。...

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保立道久著「歴史のなかの大地動乱」を読んで

岩波新書から「歴史のなかの大地動乱――奈良・平安の地震と天皇」(保立道久著)という書が刊行されています(上の写真)。 著者から贈呈いただき、入院中に読ませていただきました。 奈良・平安期、平城京、平安京周辺をはじめ、日本各地で多くの地震や火山の噴火が頻発したようです(著者はそれを「大地動乱」として表記しています)。...

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「分ること」と「感じること」

福島県の一番南に位置するのが「いわき市」です。直ぐ隣りは茨城県・北茨城市。 「いわき」には、原発事故により、原発周辺の町・村から、多くの方が避難されています。 今、その方がたと「いわき」市民の方がたとの間で、軋轢(あつれき)が生じている、という報道がありました。ときには、「出てゆけ」などの差別的内容の落書き:いわゆる hate speech...

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続・「分ること」と「感じること」

原発再稼動推進の動きが目に付きます。 ある県の知事は、県内の原発敷地内の断層が活断層であるという調査報告に対して、別の専門家に調査させろ、と語ったそうです。電力会社幹部も同様の「反応」を示したらしい。 簡単に言えば、「再稼動に支障のない調査報告書がほしい」、ということです。...

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回帰: re‐habilitation :の記・・・・療法士の方がたへの敬意と謝意を込めて−1

梅雨のなか、ナツツバキ(沙羅の木)の花が盛りです。ハナアブがたくさん寄ってきていました。 私は、リハビリの結果、ほぼ9割がた従前の状態に戻ることができ、5月14日に退院、今は、自宅で、できるだけ以前の生活に戻るべく努めています。...

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回帰: re‐habilitation :の記・・・・療法士の方がたへの敬意と謝意を込めて−2

冷たい北東気流:やませ:に拠るのでしょうか、 当地は、ここ数日、「梅雨寒(つゆざむ)」の日が続いています。 生い繁る草の中にネジバナを見つけました。背丈15cmほど。ラン科だそうです。 先回の補注  姿勢が悪いだけでも足を摺りやすくなるのだ!...

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回帰: re‐habilitation :の記・・・・療法士の方がたへの敬意と謝意を込めて−3

関東・甲信地域は梅雨が明けたらしい、とのこと。例年になく早い!少しばかりおかしな気候です。 ムラサキシキブの花が咲き出しています。小さな小さな花です。 これが、秋になると、下の写真のように赤紫の実になります。見事です。 「回復」へ向けての急性期病院での「動作」の「訓練」の最初は、車椅子の「乗り降りの練習」でした。 車椅子に乗らない限り検査にもリハビリ室にも行けないからです。...

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人びとは、暑さにどう対処してきたか・・・・日本家屋構造の特徴(再掲)

暑中お見舞い申し上げます。 猛暑が続いています。 「回帰の記」の続き、現在書きつつありますが、暑さを避けつつ、ゆっくり書くことにいたしました。時間がかかりそうです。 その間の「つなぎ」として、昔の人が暑さに対してどのように対処してきたかについて触れた、かつての記事を再掲します。...

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回帰: re‐habilitation :の記・・・・療法士の方がたへの敬意と謝意を込めて−4

先回の記事を書いたのは、世の中が「猛暑」と大騒ぎしていたときでした。 ところが、その後、当地域は北東風が流れこみ、まるで初秋のような気候が続いています。今朝の気温は18度でした。 例年ならとっくに盛りを迎える合歓の木(ネムノキ)の花も、やっと咲き始めたところで、しかも、このところの雨不足のせいか、きれいに咲いていません。 昨日の朝の合歓の木。まだ、ほとんどが蕾。...

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回帰: re‐habilitation :の記−了・・・・「感覚」の復権 : 療法士の方がたへの敬意と謝意を込めて

この夏は、七月の半ばころからミンミンゼミが鳴いています。一方、いつもなら朝から夕方まで鳴き続ける「夏」を代表するアブラゼミが、今年は少ないような気がします。朝夕、あたり一帯に響き渡るヒグラシも少ない。 いつも今頃下の写真のように咲き誇る百日紅も、今年は、葉の繁りのなかに埋もれています(下は一昨年の様子です)。 気象がおかしい、これが実感です。...

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この国を・・・41:「偽計」

今日は広島原爆の日です。 こともあろうに、深刻な被害を生み、未だに収束の見通しさえ立っていない過酷な原発事故を起こした国の宰相が、「そういう過酷な事故を踏まえた安全な原発技術」と称して諸国を行脚し原発の売り込みに熱中しています。 この「神経の粗さ」、「感性の欠けた振る舞い」に違和感を覚えるのは、私だけではない筈です。...

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この国を・・・42: にんげんをかえせ ―― 想像力を働かせているか

8月6日、広島の原爆の日、東京新聞の社説は、いつものように明快でした。 web 版からコピーして、全文を転載させていただきます。

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「耐震補強」 と surroundings

残暑お見舞い申し上げます。 立秋とともに、猛暑がやってきました! 雨水を一時的に溜めている池に、毎朝ヒメスイレンが咲きます。 [註記追加 14日 8.50] 学校の校舎の「耐震化:耐震補強」が進んでいない、という報道がありました。私の暮す茨城県はワースト5に入るそうです。...

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敗戦記念日

[ web 版 リンク追加 17日8.20] 68年前の8月15日、私は、疎開先の山梨県竜王町にいました。甲府盆地の西端に在る町です。暑かったです。 私と同じく、68年前8歳であった方が、終戦ではなく敗戦と言うべきだ、と新聞に投稿されていました。...

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A・AALTO設計「パイミオ・サナトリウム」の紹介―1

「回帰の記」のなかで、surroundings の創出に意を注いだ設計例として、A・AALTOの設計した「パイミオ・サナトリウム」の名を挙げました。 私の年代近辺の方なら知っている設計事例ですが、若い方がたは知らない方が多いかもしれません(「近代建築史」の一事項として、「教科書」にはあるはずですが・・・)。...

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A・AALTO設計「パイミオ・サナトリウム」の紹介―2 : 「病室」の詳細

[補遺 24日15.00追記] このサナトリウムのたくさんのカラー写真を紹介されているブログをコメントでご教示いただきました。 そこに、病室各部の色彩や、病室ベッド足元壁面の「でっぱり」がクローゼットであることの分る写真が載っています。 コメントに記載のアドレスからアクセスください。...

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A・AALTO設計「パイミオ・サナトリウム」の紹介―3 :スケッチから:その1

A・AALTOの描いたスケッチや設計図面を集成・編集した“The Architectural Drawings of Alvar Aalto”(Garland Publishing,Inc. New York and London )という書物(全11巻)が刊行されています。 図面やスケッチは、ほとんどがAALTOの「手描き」です。...

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近時雑感

九月になりました。朝夕には、多少、秋の気配を感じるようになりましたが、日中は相変わらず厳しい暑さが続いています。「パイミオのサナトリウム」の続きは、涼しい時間に、徐々にやってます。もう少しかかりそうです。 この季節、山林の縁に見られる唯一の花と言ってもよいのはヤブカラシの花です(下の写真)。...

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A・AALTO設計「パイミオ・サナトリウム」の紹介― 4(了) :スケッチから:その2

このサナトリウムの設計にあたってのA・AALTOの提案の「MOTTO」、今風の言い方で言えば「コンセプト」は、「大気療法」に相応しい病室の窓に施す「工夫」です。そして、提出図面のすべてに、その「工夫」を示す「マーク」が付してありました。その元図が次図です。 この図を見ると、病室南面の窓の欄間を「内倒し」の建具にしてあるのが分ります。...

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