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Channel: 建築をめぐる話・・・つくることの原点を考える    下山眞司        
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「日本家屋構造」の紹介−15・・・・釣束(つり づか)・敷居・鴨居の構造

少し間遠くなりましたが、「日本家屋構造」の紹介を続けます。 今回は、開口部に必須の部材である敷居と鴨居の構造:つくりかたについての解説です。 日本の建物:木造軸組工法の建物では、柱が開口部の縦枠になり、横枠だけが後から付加されるのが普通です。 これは柱を塗り篭めるつくり:大壁づくりや土蔵でも同じです。    大壁づくりや土蔵では、開口部が壁に任意に設けられているように見えますが、...

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この国を・・・・35:危ないところ

もうじき、鳥たちが食べにきます。渋柿です。 日本の人口のおよそ3分の1に近い3800万人が、「危ない場所」に暮している、という「研究成果」が報道されていました。    逆に言うと、残りの3分の2の人たちは、安全な場所に暮している、ということです。 「危ない場所」とは、地震で揺れやすく、地盤の液状化も起こりやすい・・・といった地域。...

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「日本家屋構造」の紹介−16・・・・長押(なげし)の構造

今回は、これも最近見かけなくなった「長押」について。 「長押」は、かつて、少し格の高い住宅に欠かせない化粧部材でした。 「長押」は、元はと言えば、古代日本において軸組工法の架構を保持するために工夫された技法・部材で、他地域には見かけません。...

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この国を・・・・37:「福島の人びとの真情」

11月15日付のブログ「リベラル21」に、「原発ゼロは福島の人びとの真情」という記事が載っていました。 新聞、TVなどではまったく報道されていなかった(私の知る限り)11月10日に南相馬市で開かれた「講演会」についての報告です。 以下に、全文を転載させていただきます(読みやすいように段落を変えさせていただきました)。 追記 18日 11.45 今日の東京新聞の社説も是非お読みください。...

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補足・「日本家屋構造」-7・・・・武家・横田家の敷居・鴨居 (付・日本の建物の開口装置:その変遷)  

[図版を更改、註記追加しました 25日 10.00 ] 先に、「日本家屋構造」所載の敷居・鴨居と柱の仕口を紹介しました。 2009年9月に、江戸期の武家住宅「信州・松代『横田家』」を「重要文化財 横田家住宅 修理工事報告書」(長野県)を基に紹介いたしましたが(下記)、同報告書では、架構から造作まで、各部がきわめて詳細に調べられています。    「信州・松代『横田家』−1」...

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この国を・・・・37:利と理

今日の天気は変りやすく、通り雨が止んで虹が見えたかと思うと、昼の一時、今度は霰が降りました。終りの頃は雪が混じっていました。低気圧が去るときの現象らしい。気温は4度。今年の冬は厳しそう。 写真は、庭の一角に少し積ったガラス玉のような霰。 次のコピーは11月29日付の毎日新聞朝刊茨城版に載っていた記事です。...

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理解不能・・・・ものを吊下げるアンカーボルト!

前線が通過する前の朝陽の差す今朝の谷向うの風景。 「日本家屋構造」の紹介の続き、編集が遅れています。 その間に、笹子トンネル事故への感想。 笹子トンネルは今の現場の手前にあります。 トンネルは1977年の完成とのこと。最初の建物の竣工が1983年、現場への往復によく使っていました(今は、車での東京横断は疲れるだけなので鉄道を使っています)。...

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「日本家屋構造」の紹介−17・・・・「床の間」まわりの構造

少し時間が空きすぎてしまい、恐縮です。 今回は、「日本家屋構造」所載の「床の間」まわりの構造の紹介です。 「床の間」も、見かけることが少なくなりました。 「和室」というと「床の間」が付きものであるかのように思われているようです。...

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この国を・・・・38:福島の現情

今年は、神社の大銀杏が、もう葉を落としてしまいました。 原発を稼動させないと、日本の《経済》は破滅する、《景気》は更に悪くなる、日本は沈没する・・・、と広言する《政治家》や《経済人》がいます。しかも声高に・・・。 しかし、《経済》が《好調》で、《景気がよかった》・・とき、いわゆる「ホームレス」の方がたが、街に、河原・・・にあふれていました。そして今もまったく変りはない・・。...

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この国を・・・・39:続・福島の現情

  現状ではなく現情と書いています。現状だと、どうしても視界から人が消えてしまう。 自民党の圧勝で、すぐさま喜んだ人たちがいます。電力会社の団体の「電気事業者連合会」や「経団連」・・・・・・などなど。原発再稼動ができそうだ、と喜んでいるらしい。そして株価が上がり喜んでいる人もいる・・・。...

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「日本家屋構造」の紹介−18・・・・「天井」の構造

[末尾に追録追加 17.30 ][次回の予定:訂正 22日 9.00][追記 24日 1.06] 今回は、「天井」について。 天井と言っても、今では設計する方が少なくなったと思われる竿縁天井(さおぶち てんじょう)、格天井(ごう てんじょう)の解説です。    日本の建物の天井のつくりかたの特徴は、下から仕上げ材を張る、打ち付ける、というつくりでないこと。...

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この国を・・・・40:続々・福島の現情

昨日の冷たい雨のあとの冷え込みで、今朝はあらゆるものが凍てついていました。 隣地の柿の木は、渋柿で多分蜂屋柿ではないかと思いますが、他の柿がとっくに枝だけになっているのに、まだ干し柿のようになって実をつけています。 あたりに餌がすくなくなったのでしょう、鳥たちが集ります。 今朝は、メジロの群れ。辛うじて撮れました。 柿にぶら下がって突いているのもいます。何羽いるでしょう。 [追記追加 24日...

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歳の暮れにあたり

あれやこれやとやっているうちに、月日はあっという間に過ぎてゆきました。 お読みいただいて有難うございました。 なかなかものごとは予定通りにはゆきません。 「日本家屋構造」の紹介、「構造編」を年内に終えるはずでしたが、あと2回分ほど残ってしまっています。 来年も、建築をめぐり、思うこと、是非紹介したいこと、などなど、 原点に立ち返る( radical...

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一陽来復

大晦日は、夕方まで曇り空、時折り冷たい雨が当たりました。 今日は、快晴。    これは、先日の快晴の朝、神社の杜を撮った写真です。 昨日の続きの今日、今日の続きの明日・・・・。 今年もよろしくお願いいたします。 ところで、暮に一番気になったこと。 時の首相は、福島を訪れたそうですが、無人の街へは足を一歩も踏み入れなかった。...

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床の間 考−1 (補足・「日本家屋構造」-8)・・・・はじめに

下の写真は、30年ほど前、敦煌の郊外の開拓地で見かけた農家の「主」室。 写真の右手手前に出入口。この壁の反対側は、壁に沿い土で壇を築いた寝所。 つまり、出入口を入って右手、1間半ほど奥にこの壁があり、入口を入って左手すぐが寝所。寝所の方がやや明るい。 部屋(房と呼んでます)は、出入口の左右で、雰囲気が異なるのです。 右手奥の壁には、写真のように、写真や絵などが貼られています。...

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この国を・・・・41:使用量の格差

当地では、上下水道の使用量検針は毎月20日ごろ為されています。 先月、検針の方が、わざわざ立ち寄ってくださいました。使っていないのに、メーターが動いている。漏水しているらしい、使用量も前の月の倍近くになってます、とのこと。...

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床の間 考−2 (補足・「日本家屋構造」-9 )・・・・ 「用」とは何か

[以前の記事へのリンク追加 17日10.00] 先回は、前置きだけになってしまいました。 床の間の話です。 先回引用した「解説」では、床の間をはじめとした座敷飾が何に使われたか、いわゆる「機能」「用」で説明されています。そういう「機能」「用」のために飾を設けるようになった・・・。...

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ご挨拶

     ブログの更新をしばらく休みます。      小生、先月18日、脳出血を発症し、現在入院リハビリ中です。      左手足の自由が回復するまで、更新は休みます。      回復は比較的順調のようですので、ご心配無用です。

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御礼:近況報告

多くの方からお気遣いをいただき恐縮しております。御礼申し上げます。 外出許可をいただき、久しぶりにパソコンを開いています。 発症以来2ヶ月余、今はリハビリ専用病院でリハビリに専念しております。 歩行は、車椅子から解放され、杖をたよりに歩きつつ、杖なし歩行の訓練中。左手の指先の動きがいまいち、これも訓練中です。 幸い、脳の高次機能:認知、記憶、言語・・などには、マヒは生じていないようです。...

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リハビリの日々・・・・「自在」ということについて

私が発症したのは1月18日の朝でした。氷点下5度以下の寒い朝でした。 その日は現場の打合せの日。いつもより少し早く犬3頭の朝の運動に2・30分つきあい、家に戻り朝食。...

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