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Channel: 建築をめぐる話・・・つくることの原点を考える    下山眞司        
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この国を・・・・39:続・福島の現情

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  現状ではなく現情と書いています。現状だと、どうしても視界から人が消えてしまう。

自民党の圧勝で、すぐさま喜んだ人たちがいます。電力会社の団体の「電気事業者連合会」や「経団連」・・・・・・などなど。原発再稼動ができそうだ、と喜んでいるらしい。そして株価が上がり喜んでいる人もいる・・・。

また、当選した議員の7割を超える人たちは、端的に言えば、憲法9条を廃棄し、他国と戦うことを是としたいらしく、そしてまた、原発再稼動を願うのも同じく7割を超える、と言います。

この方たちは、大半が昭和20年より後、いわゆる「戦後」の生まれ。すなわち、変えたいと願う憲法の下で育ったということ。
これまた、私には理解不能。そのどこが「不満」なのだろう、と思わざるを得ないからです。
   もしかして、《隣りの車が小さく見えます》の CM の下、偏差値を競って育ち、
   「軍事力」も含め、何でも隣(国)より「大きいことがいいことだ」と思うようになってしまった・・・。?
   
   関連して、19日の「リベラル21」の記事
   「『海征かば水漬く屍』を2度と許すまい・・・少国民世代こそ憲法9条の『語り部』になろう」をお読み下さい。
                                                 [追加 19日 9.42]
彼らはまた、原発の生む電力の下で育ったはず。
そして、福島で何が起きたかも知っているはず。
にもかかわらず、再稼動を願うのはなぜか。これも理解不能。
おそらく、福島の原発被災地域の人口など、都会に比べれば、ものの数ではない、大したことじゃない・・・と見なしている、
私は、そう思わざるを得ないのです。

今日の東京新聞の Web 版に、注目すべき記事がありましたので、転載させていただきます。
福島原発事故収拾のための人手が足りない、という内容です。
何ということか、危険手当も廃止になっているという。事故は、去年の今日「収束」したからなのだそうです!
どうも、もう済んだこと、去年のこと、として、放って置かれている、というのは間違いではないようです。

電気事業連合会も経団連も、再稼動は願っても、この「事態」について何ら行動を見せていない。
何の利にもならないからでしょう。まことに合利的です。

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