この国を・・・48 : 続・十二月八日
「教育委員会」を「形骸化」しようという動きがあります。《中央教育審議会》が、教育行政の「権限」を、「首長」に集中させるべきだ、との「答申」案を用意しているとの報道があります。「あまりにも・・・」という意見もあったため、従前どおりでよい、という意見と両論併記して、あとは政権に判断を任すのだそうです。しかし、行き着く先は見え見えです。...
View Article「日本家屋構造・中巻:製図編」の紹介−10 : 「十二 上等家屋玄関 各材仕口 建地割 及 木割」
これまで書いたシリーズものへは、今までの「カテゴリー」ではアクセスしにくいと思いましたので、 シリーズのタイトル(あるいはその要旨)で一式括る形に変更しました(単発ものは従前のままです)。 ただ、最終回から第一回へという順に並びますが、その点はご容赦。 **********************************************************...
View Article近時雑感 : ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ・・・
NHK・TVの子供向け番組に「にほんごであそぼ」というのがあります。 夕方の5時15分から15分ほど(朝早くにもやってます)。ちょうど散歩から帰って一休みしているときによく見ます。中身が濃い子供向けではもったいない番組だ、と思っています。...
View Article「日本家屋構造・中巻:製図編」の紹介−11 : 「各種破風の造り、茅葺屋根、和洋折衷小屋」
これまで書いたシリーズものへは、今までの「カテゴリー」ではアクセスしにくいと思いましたので、 シリーズのタイトル(あるいはその要旨)で一式括る形に変更しました(単発ものは従前のままです)。 ただ、最終回から第一回へという順に並びますが、その点はご容赦。 **********************************************************...
View Article近時雑感 : 歳の暮にあたり
仕事場の窓際の侘助に、メジロが訪れる時節になりました。 庭続きの一画に、かつて柿を栽培していた畑があります。 そこに、最近、タヌキも時々顔を見せます。落ちている柿の実がお目当て。かわいいです! 今この時に居ること、在ること、その有難さを深く感じることができた、と言うより、感じていなければならないのに無頓着だった、との思いを深くした一年でした。...
View Article謹賀新年
朝の食事がすんで、柿の木の梢で朝陽を浴びながら一休みしているホオジロ(頬白)の群れ。 今日は風がないのでそれぞれ思い思いの向きを向いています。風の強い日には、そろって風上を向きます。 食事の時は互いに語らっているのでしょうか賑やかに囀っていましたが、こういう時は静かです。 本年もよろしくお願いいたします。
View Articleこの国を−49・・・「理」を通し、守る」こと
ブログ「リベラル21」の1月3日の記事に、元旦の新聞6紙(産経、読売、朝日、毎日、日経、東京)の社説を読んでの論評が載っています。 評者はそのなかで、次のように述べています。 ・・・私は東京新聞の論調が、1930年代に生れた私の世代の、民主主義観を辛くも保持しているように感ずる。 今年は東京新聞への権力からの総攻撃が始まるだろう。東京を応援したいと思う。...
View Article建築界の《常識》を考える−1・・・「断熱」「断熱材」という語
この冬一番と言われた寒波が通り過ぎた朝のケヤキの梢。 寒々としていますが、近くに寄ると、新芽がふくらみつつあります。 ![文言追加 13日 9.00] 建築設計や施工にかかわる方がたが、建築確認申請時の「煩わしさ」について:根本的には、建築基準法およびその関連諸規定に起因する「煩わしさ」なのですが:「愚痴」をこぼしているのをよく聞きます。...
View Article近時雑感:一周年!のご挨拶
西側の空地の枯れすすき。この向うには筑波山が隠れています。 筑波下しが遮られるためか、小鳥たちの恰好の寝場所になっているようです。 朝夕、賑やかな囀りが聞こえてきます。 今日が終れば、脳出血を発症してちょうど一年が過ぎることになります。 昨年の1月18日は、まだ残雪があり、冷え込んでいたのを覚えています。その冷え込みについてゆけなかった・・・。...
View Article「日本家屋構造・中巻:製図編」の紹介−12 :「二十一 金物使用の一例」 + 付録 「西欧の金物仕様」
今回、「二十一 金物使用の一例」「二十二 附属建物」の内「土蔵」の項を紹介する予定でしたが、「土蔵」の項の分量が多いので、「二十一 金物使用の一例」の紹介だけとすることにいたしました。ご了承ください。 「二十一 金物使用の一例」からは、明治期の金物使用の状況を知ることができますので、現代語に読み下し、随時、註を併記することにします。現在の状況と比較しながらご覧ください。 はじめに「二十一...
View Article近時雑感 : 「牽強付会の説」は要らない : 筑波一小体育館の板壁について
春を待つ山林。空気は冷えていますが、春の用意は進んでいるようです。 註 牽強付会:けんきょう ふかい:本来 道理(事実)に合わない事を無理にこじつけて、自説に有利になるように展開すること。(「新明解国語辞典」) 標題に副題を付しました。[25日18.15」...
View Article「日本家屋構造・中巻:製図編」の紹介−13 : 「二十二 附属建物 土蔵」
今回は、「二十二 附属建物 土蔵」の項。 はじめに、原書の文と図を編集して転載します(歪みや不揃いなどがあります。ご容赦ください)。 以下、現代語で読み下し、随意、註を付します。 住家(すまいや:住居)は、光線、空気の流通などに留意するが、土蔵は、専ら(もっぱら)防火に意を尽くす。切妻造とするのが通例である。第二十六〜二十八図は土蔵の構造の概要を示した図である。 註...
View Article補足・「日本家屋構造・中巻」の紹介 : 木柄戸の「筋違」
[文言追加 8日9.30][文言更改追加 8日9.50] 「土蔵」の紹介の項で、土蔵の扉:塗込め木柄戸の説明が足りなかったように思いましたので、補足します。 扉の図だけ下に再掲します。 解説文中に「・・・其の釣り込み方は戸の開閉を容易ならしむる為に上の方を三分位垂直より内方に釣り込むべし。・・・」とあります。何故でしょうか。...
View Article近時雑感 : 「ユマニチュード」の語に思う
8日の雪は25?ほど積もり、吹き溜まりでは長靴が埋まるほどでした。 柿の木にも写真のように北西側に積もっています。9日朝7時過ぎです。 9日は午後から集落の方が総出で重機を使い道路の雪搔き。 掻ききれない雪を除くには手作業。微力ながらお手伝いをさせていただきました。 午前中から家のまわりもやっていたので、さすがに左脚がこたえました。 今日11日も雪がちらついてます。...
View Article「日本家屋構造・中巻:製図編」の紹介−14 :門の部(その1) 「二十三 冠木門」
[文言追加 14.55][リンク先追加 20日 10.15] 製図編の最後の項目は「門」。近世の武家屋敷などで設けられることが多かった「冠木門(かぶきもん)」「腕木門(うでぎもん)」「塀重門(へいじゅうもん)」の木割の概要と、製作に要する手間(人工)の概略が紹介されています。 今回は、分量の点で、その内の「冠木門」の項を紹介します。...
View Article昔の写真から : 諏訪の板倉
昔撮った写真の中に、板倉の写真を見つけました。 いくつか紹介いたします。ネガが見つからず紙焼きからのスキャンなので、今一冴えませんがご容赦。 30年ほど前、諏訪から佐久への蓼科越えの街道の茅野寄りで見かけた、と記憶しています。もう現存していないのではないでしょうか。 土蔵のように見えますが、板倉に土塗を施していて、大きく剥落しています。 剥落部を撮ったのが次の写真。 次は別の建物です。...
View Article「日本家屋構造・中巻:製図編」の紹介−15 :門の部(その2) 「二十四 腕木門」「二十五 塀重門」
今回は「二十四 腕木門(うでぎ もん)」「二十五 塀重門(へいじゅう もん)」の項。 今回も、現代文読み下しはせず、原文及び図jを編集・転載(不揃いや歪みがありますがご容赦ください)、用語についての註記と私なりの所見を付すだけとします。 はじめは「二十四 腕木門」の原文と図。 註 腕木門とは、上図:第参拾図のような屋根付きの門。屋根を支えるための腕木があることからの呼称と考えられます。...
View Article建築界の《常識》を考える−2・・・「耐震」の語は 人を惑わす
春は名のみの風の寒さよ・・・当地の梅は、やっとこの程度まで開きました。 雪こそ消えましたが、啓蟄が過ぎたとは言え、寒さが厳しい毎日です。 暑さ、寒さも彼岸まで・・、というのは本当だな、と毎年思います。 [追録追加 8日16.55] もう直ぐ、東日本大震災から三年になります。 ここしばらくの間、「防潮堤」「防波堤」、「耐震」「耐震補強」の語が飛び交うのではないかと思います。...
View Articleただいま工事中のお知らせ
昨日今日は、だいぶ暖かでした。近在の山林の紅梅も見ごろのようです。 暖かいと体が楽です。手足の加減のせいもありますが、歳とったなぁ、とつくづく思います。 さて、「日本家屋構造・中巻・製図篇」の紹介、花粉症とたたかいながら(まわりを杉林に囲まれているからですが・・・!)、ただいま次回分を編集作業中です。 もう少々時間がかかりそうです。
View Article「日本家屋構造・中巻:製図編」の紹介−16 : 附録(その1)
今回は、原文を転載し、全文を現代語風に書下ろし、随時註を付すことにします。 ********************************************************************************************************** なお、原文転載部分に、行間の不揃いや歪みがあります。...
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