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Channel: 建築をめぐる話・・・つくることの原点を考える    下山眞司        
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「人と自然の境界線」 「指導層の知的貧困」 「科学の生んだ退廃」

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暖かい日が続き、当地でも梅がほぼ満開になりました。


3月11日から3日間、毎日新聞夕刊に「この国はどこへ行こうとしているのか 震災4年の重み」という特集が載っていました。
各界の方へのインタビューです。表題の文言は、その方がたの語られた言葉の一節です。

赤坂 憲雄 氏は、被災地で進む巨大な防潮堤や土地のかさ上げ工事を目にして、次のように語ります。
「・・・気仙沼のある地域では、失われていた干潟環境が津波によって復活し、そこでアサリが大繁殖を始めました。南相馬では絶滅危惧種のミズアオイの種子が一斉に芽吹き、各地に水鳥が飛来している。津波が人間のテリトリーを侵したわけですが、そこに思いがけず自然が復元・再生を始めている。ならば、自然が示した境界線を受け入れるシナリオがあってもいい、潟に還してやる選択があってもいい、と思うようになりました。・・・・」

柳田 邦男 氏は、現宰相の、《復興は確実に新たなステージへと移りつつある・・・。》との被災地での「発言」に接し、次のように語ります。
「・・・それは表面的だ。生身の人間のレベルで捉えないと、真実は見えない。地域の未来像を示せない政治・行政の指導層の知的貧困が、歳月が経過するほどに多くの被災者の生活、人生を深刻なものにしている。その実態にこそ目を向けるべきだ・・・。」

また、倉本 聡 氏は、壊れてしまった原発の廃炉よりも原発の再稼働を優先させ、さらに原発輸出に突き進む現状に対し、次のように語るのです。
「・・・僕は戦後70年を、科学によって生み出された退廃の時代だと思うのです。今後、政府は『有識者』ではなく、倫理のある人『有倫者』にこそ意見を聞くべきではないでしょうか。・・・」


毎日新聞の読者だけが読むのではもったいないと思い、web 版から全文を転載させていただきます。







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「中世ケントの家々」続き、英文と、出てくる固有名詞の「理解」に呻吟しています。まだまだ時間がかかりそうです・・・・。

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