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Channel: 建築をめぐる話・・・つくることの原点を考える    下山眞司        
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後になって過去を変えたり、起こらなかったりすることはできない

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標題にした「後になって過去を変えたり、起こらなかったりすることはできない」は、
昨日国葬が行われた元ドイツ大統領ワイツゼッカー氏の有名な演説(「荒れ野の40年」と呼ばれています)の一節です。
先日、何気なく見ていたNHKのTV画面で、この文言が字幕にでていたので、どなたかの現政権の動きを憂えての発言か、と一瞬思い、最近のNHKにしては踏み込んだな、と思っていたら、そうではなく、大統領死去の報道で、その有名な「演説」を紹介していたのでした。

全文を知りたくなって探していたところ、東京新聞にその要旨が紹介されていたことを知りました。下に web 版から記事全文をコピー転載させていただきます。
なお、標題に引用した一節の前後は、以下の通りです。
「・・・問題は過去を克服することではない。
後になって過去を変えたり、起こらなかったりすることはできない。
過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になる。
非人間的な行為を記憶しようとしない者は、再び(非人間的な行為に)汚染される危険に陥りやすいのである。・・・」

そして、更に、次のようにも述べています。
「・・・われわれ年長者は、過去を心に刻んで忘れないことがなぜ決定的に重要なのか、
若者が理解できるよう手助けしなければならない。
冷静かつ公平に歴史の真実に向き合えるよう、若者に力を貸したいと思う。・・・」


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