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Channel: 建築をめぐる話・・・つくることの原点を考える    下山眞司        
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近時雑感 : 吉里吉里人

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庭の片隅で、ガクアジサイが見頃です。
今はいろいろな種類があるようですが、これは多分昔ながらのもの。

追記追加[1日 15.15]

《解釈改憲》の動きが加速しています。こんなことなら、黒を白と言いくるめるのなんか、簡単だ。いい歳をした大人のやるべきことではない。私にはそう思えます。

《集団的自衛権》とは、(同盟国に対して)「日本に対する攻撃と同じくらい国民の生活や権利を根底から覆すもの」と判断されたときに、「限定的に行使する《権利》」というのが、政権党幹部の《説明》です。
この「現政権の《意向》」に対しては、多くの地域の議会(府県〜市町村)が、反対決議を採択しています(190あまりにのぼるそうです)。
この各地の動向に対して、これも現政権党の幹部は、「日本人として勉強が足りない」との発言をしたそうです。
これは、きわめて怖ろしい発言です。なぜなら、その先に透けて見えるのは、かつての『非国民』という言葉だからです。政府の意向に反する者は・・・・。
彼らの《思考》は、こまで来てしまっているのか・・・、その発言を知ったとき、私は恐怖感を覚えました。


「国民の生活を根底から覆している」状況が、現に存在します。
福島原発事故の結果、生まれ在所から追い出されている方がたは、まさに「生活や権利が根底から覆されている」のです。
そもそも、原発事故は、現政権党のかつての施策の然らしめた結果と言ってよい。しかも、ほとぼりが冷めたと思っているのか、再稼働を進めようとしている。
先の発言者は、この現況をどう考えているのか。
彼らは考えていない、彼らには見えてもいない、と言ってよいでしょう。
「最後は金目・・云々」の言こそが、彼らの本音なのです。沖縄の基地移設問題に対する《発想》もまったく同じ。


ある方が、彼らの使う「自衛権」というのは言葉のモテアソビに過ぎない、彼らは「戦闘権」が欲しいだけ、つまり、鉄砲を打つ権利のこと、要するに、人に向け武器をふりかざしたいのだ、と喝破していました。その通りだと思います。


私は、彼ら政権党幹部の発言を聞いていて、「吉里吉里人」を想起していました。
各地域の人びとが「吉里吉里人」を倣ったらどうなるか・・・。
もしかしたら、「吉里吉里国」は、それが本当の「自治」の姿かもしれない・・・・。なぜなら、自ら自らの生活や権利を衛ろう、というのだから。これが本当の「自衛権」・・・。
井上ひさしさんは凄い方だ!今から数十年前に、そんな姿を思い描いていた・・・!


今日30日の東京新聞のコラム「筆洗」と「論説室から」をTOKYOweb から転載させていただきます。

前者の一節に次のようにがあります。
「戦争を知る者は平和を求め、戦争を知らぬ者は平和のありがたさを忘れてしまう。」
後者は「『小さな人間』から見る」と題し、「デモクラシー」とは何か、についてです。



追記 [1日 15.15]
同日の東京新聞に、他のメディアにはなかった唖然とするような内容の報道がありました。
「原発輸出」を「促進」する施策が、見えないところで着々と進んでいる・・・というのです!
記事をTOKYOweb から転載します。

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