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Channel: 建築をめぐる話・・・つくることの原点を考える    下山眞司        
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「第Ⅳ章ー3ーB1 豊田家住宅 後半」 日本の木造建築工法の展開

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(「第Ⅳ章ー3ーB1 豊田家」より続きます。)

 

使用材料:礎石 切石、転用石、造り出し、自然石     柱:総数75本、内 通し柱21本 ほ-六柱 11.1寸角、ほ-十二 9.5寸角、ともにケヤキ い-十二 6寸×4.4寸  他はヒノキが主、平均4.8寸角  根枘 平枘、頭枘 平枘または重枘

足固貫:約丈3.7寸×幅1.1寸 継手 略鎌楔締め    差鴨居 東なかのま 14.7寸尺×3.9寸、他は丈9.6寸程度×3.9寸    貫:土間東壁面 モミ 3.7寸×1.1寸 柱芯納め   小屋貫:モミ 2.1寸×0.7寸 継手 略鎌中途継ぎ

 

架構分解図 番付は、豊田家住宅修理工事報告書の番付による。 日本の民家6 町屋Ⅱ(豊田家住宅修理工事報告書)より転載・編集

                      

 

 

                   豊田家住宅修理工事報告書より転載(着色・〇は編集)

十二通り 差鴨居分解図 

差鴨居~柱の仕口 ① 枘差込み栓 ② 雇いの枘を、送り蟻で柱に植え込み、差鴨居を差し、シャチ栓を打ち締める 

 

      

ほー十二柱~差鴨居 仕口 送り蟻 詳細        この方法は、柱を貫通する孔をあける必要がない 

 

 

                                  日本の民家6 町屋Ⅱ

2階床組 桁行詳細 差鴨居上に束立てで根太掛け(床梁:1階大引に相当)を架け、根太を受ける。  

 

 

 

2階床組 梁行断面 2階には部分的に差縁天井を張る       日本の民家6 町屋Ⅱより転載・編集 

 

 

 矩計図                             日本の民家6 町屋Ⅱ(豊田家住宅修理工事報告書)より

 


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