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Channel: 建築をめぐる話・・・つくることの原点を考える    下山眞司        
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近時雑感 : 「お墓にひなんします・・・・・」

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[追録追記 12日 10.55]

先回の「近時雑感: 民主主義とは?」に、今日12日、以下のようなコメントをいただきました。
   ・・・原発再稼働推進のエネルギー基本計画とやらが閣議決定されたそうです。
   自分のアタマで考えるために、他者への想像力は欠かせないと思います。
   そうすることで自分自身が逆に照らし出され、深く考える一助にもなると思うからです。
   私は被災地、被災者の方々に遠くから思いを馳せるしかありませんが、少なくとも「民主主義の根本精神」に照らせば、
   上記の決定とそれに賛同される方々に疑義を呈せざるを得ません。
   未だに、国土と個人の尊厳が奪われ続けているのに。・・・
まったく同感です。

4月7日付毎日新聞夕刊のコラム「憂楽帳」に、一記者の書かれた「言葉のちから」という一文がありました。
その中で紹介されている原発事故で故郷を追われ自ら命を絶った女性の遺した言葉が、表題の「お墓にひなんします」なのです。
全文をコピーして転載させていただきます。
   

「基本計画」なるものの「制定」に関わった方がたは、想像力以前に、はたして「事実を見る眼」をお持ちなのか、と疑いたくなります。彼らの念頭にあるのは、目先の金勘定だけなのでしょう。帰りたくても帰れない人たちの無念さなど、札束の陰に隠れて見えないのかもしれません。

このあたりについて、東京新聞の社説は、7日から昨11日まで、「ドイツは失敗したか」という表題で、「ドイツの脱原発政策」について論じていました。
脱原発にともなう諸問題がよく分ります。
日本の偉い方がたが見向こうとしない諸点を、ドイツの人びとは文字通り真摯に考えているようです。

TOKYO Web から全回を転載させていただきます。





追録 [追記 12日 10.55]
関係するコラム、12日付東京新聞「筆洗」の全文を TOKYO Web から転載させていただきます。




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